ここ最近に見た映画たち※ネタバレ含
忘れないうちにメモなど。
注:ネタバレあります!
- スパイの妻
なにかと話題になっておりましたので見に行ったのですが、私としましてはこれどこで撮影したのかなー?を探す映画でした。
だって、スパイでもなんでもないんだもの。いや、スパイだったのかもしれないよ、最終的には。でも、それすら怪し。敵方に情報がもたらされたのかどうかすら霧の中。
単に大陸で見聞したことについて、義憤にかられた自称コスモポリタンが、鼻息荒くふんぬふんぬやっていただけでないの?で、結局どうなったん??単なるごっこで終わってしもたん?という、なんとも言えないもんやり感しか残らなかったのです。
敵を騙すならまず味方から、と申しますが、結局そんな感じだったのかしら?とにかくもんやり。
- セッション
モラハラ親父炸裂。
いくら才覚がある人であれども、人格否定したり、騙くらかすのはダメでしょうよ。
恐怖政治は悪影響でしかないし、ダメ人間は死んでも治らない。
どうして蜜蜂と雷がピアノコンクールの映画の題に?と見る前には思っていましたが、なるほどねー、と。
音楽にはそれぞれの解釈があったり、広がりがあったり、背景も様々で、それが表現されていくもんなんだねえ。
壁をどう乗り越えるのか。環境もあるだろうけれど、根本は「楽しい」というところが大事なのだなと。
こういうの見ると、またピアノがやりたくなるのです(練習嫌いなのに)
小さい子っておしゃまだなー、とw
子供は大人が思うよりもずっと大人。
大人の世界は取り繕うことなど沢山あって、ほんとつまらないものだねえ、などと。
※爆発物の取り扱いには、十分に気をつけましょう…。
ただただ、カトリーヌ・ドヌーヴが可愛い!あと、ジャック・ペランの萌え袖が凄まじい。
それはそうと、ストーリーのお話。
王様、亡くなった王妃との約束で、美人で魅力的な人としか再婚しないって相当な難題なんだけれども、かといって自分の娘がワシの理想にぴったりだから、娘と結婚するんだ!って倫理的にNGなことは言ってはダメですよ…それを周りが止めるどころか、ナイスアイデア!って勧めるのってどうかしてると思うよ…。その難題を避けるために、『飼育している、宝石を生み出すロバの革が欲しい』っていうのをアッサリ受け入れるのもどうかしてるよ、王様!悪魔にでも唆されてる?と言わんばかりの迷走っぷりでしたよ…。誰か止めろよ…。
そして、最後はジャック・ペランによる、シンデレラばりの「ケーキの中から出てきた指輪に指が合う人探し」って…(汗)
最後は王様も再婚相手が見つかって(妖精と結婚って?!)めでたしめでたし、なのです。まあ、そんなもんなのかしらん?
- 淪落の人
香港映画。
不慮の事故により下半身不随になってしまった主人公と、その看護のために雇われたフィリピン人家政婦のお話。
この家政婦さんの母親がとんでもない毒親で、優しい子であるが故に色々苦労させられる。写真を極めたくて大学にも受かっていたのに行くことが出来ず、結婚させられて自由を得るために離婚訴訟起こしていたりとか、やれ金を送れ、送らないと親子の縁を切ると脅したりとまあ、散々。
主人公のおじさんも、実の妹とはうまくいっておらず、妹も闇を抱えている感じでなんとも殺伐としています。嫁は事故後に離婚して、子供も再婚相手のところにいっていたりとか。
でも、おじさんは口は悪いけれど根は良い人で、この不自由な体を支えてくれる家族以上な存在があったり、海外に暮らす子供とはSkypeなどで交流があるなど救いがある。
最後は、おじさんの影からの応援と彼女の才能とで写真への道がひらけていきます。おじさんと妹の間のわだかまりも解けたようだし、息子と卒業旅行がしたかったというおじさんの夢も叶えられそうだしでよかった。未来に幸多かれ。
- 巡礼の約束
ネパール舞台。
なんか複雑でしたよ、この映画…お母さんは旦那さんと死別したのち再婚して、前夫との間の子供は実家に預けられておるのです。
今の旦那さんも悪い人ではなさそうなのですけれども、子供からするとなかなか複雑なようで。
お母さん、不治の病でして死期が近くなったのもあったのか、突然「五体投地でラサに行く」と言い、それを実行するわけですが、その巡礼の途中で亡くなってしまいます。前夫とラサに行く約束していたのに出来なかったからそれを実行したようなのですが、それを知った現夫の嫉妬たるや、まあ、醜い。自然なのかもしれませんが、写真破って離れ離れにさせるってどうなのよ。子供は、本当はお母さんと住みたかったのに、あんたが嫌がったからそれが出来なかった!と感情をぶつけます。そら、グレるわな。
母親の死後、現夫は残された子供と、途中から合流した子ロバとでラサを目指し、到着するわけですが、まあ、最後は心の旅、なんでしょうかね…。
#映画