ぶろぐろぐ。

そのときどきのつれづれに。映画などについてはネタバレも含まれます。旅に出たい今日この頃(コロナめ!!)

3月付近で見た映画 ※ネタバレあり

  • バルーン

実際にあったことをもとに作られた映画。

これ、2回見ました。

 

舞台はまだベルリンの壁が高く聳え立っていた頃の東ドイツ

当時は越境を試みて見つかり亡くなった方が多かったのだそうですが、その頃から見たら、まさか東西統一して、なおかつ首相が東ドイツ出身の女性になるとは全くの想定外よね。。。

 

越境に成功すればまだ良いけれど、失敗したしたら命の保証すらない酷い目に。

話の中でも「失敗して帰ってきたら歯が全部抜かれていた」とか「親が西に行ってしまったから(才能があったのに)進学できず」なんてこともあったようで、なんともまあ夢もへったくれもない。

周りは監視社会で、誰に見られているのかビクビクしなければならないし、本当の事は言ってはいけないし、シュタージですら西側のテレビ番組を楽しんでいるのに、西に行く事はタブーだったり、まあストレスしかないですね…。

 

主人公家族は3度目の正直で西側に逃れることが出来ましたが、よくもまあ気球で逃げようとか思ったものだ。全部自分で作って、ですよ。

一度失敗しているのに、また賭けてみるなんて。

で、当時のアナログっぷりがこれまたすごくて、特定に時間がかかりすぎたのもありますが、よく全員無事に逃れられたものです。

 

逃げおおせた後、お向かいさんのシュタージ一家は恐らく惨めなことになったろうし、逃してしまった役職者なんかも左遷されたりとかして大変な事になっただろうけれども、恐怖政治は長続きしないって事でしょうか。

(中国も、ミャンマーも、いずれ体制が崩れるのかしら…?)

 

  • 17歳のウィーン

田舎から、都会(ウィーン)のタバコ屋見習いとしてやってきた男の子。

ここで彼は男の子から大人に成長していくわけですが、ナチスの侵攻、併合などの時代の流れの中で、恩人たるタバコ屋主人を失ったり、初恋に敗れたり、フロイト教授との出会いと別れがあったり。

結局最後は、主人公は抗議のためにナチス旗を下ろして、ナチス連行により亡くなってしまった店主のズボンを掲げた事によりSSに連行されてしまい、命がどうなったのか分かりません。母親とのハガキのやり取りも止まってしまいましたから、彼女も息子がどうなったのか分からないかも。切ない。

 

ナチス支持者の隣人(肉屋)が犯人かどうか正直なところわかりませんが、否定しなかったあたりやっていなかったとしても同罪ですね。

看板を血で落書きされたり、ガラスを破られ、動物の死骸を投げ込まれて店をぐちゃぐちゃにされるなどの嫌がらせを受けていましたが、彼らは至極「当たり前のこと」と思っており。自分のものさしを他人に強制することやそれに罪の意識を持たないことについての怖さを感じました。

ここは開けないようにと言われていた扉の向こうには蓄音器がありましたが、音楽も楽しむことを禁じられていたのかと。。。

 

こんな時代に戻ってはいけません…。

 

これ、何年前の映画だったのでしょう…。画像荒かった〜。ファッションが今と違うのも面白いですね。日本で言えば、昭和感がある。

めちゃくちゃ若いカン・ドンウォンキム・ハヌルが主演。んー、20年くらい前のものになる?15年くらい前??

カン・ドンウォンお肌荒れてるのですよ…お若いwww今の方がきっとお肌綺麗。

 

まあ、ドタバタコメディ?なのですが、安心して見られます(という括りはどうなのよ)

とんがらしモリモリはホントからそうで。あのあと、大丈夫だったのかな…?

 

セリフの単語が聞き取れると嬉しいものですね。(断片的にしかわかりませんが)

 

  • 華麗なるリベンジ

カン・ドンウォン出ていたので見たーというやつです。

無実の罪により収監された元検事が、同じく収監されていた詐欺師と組んで…というお話なわけですが、わりと荒唐無稽だったりするものの、もうカン・ドンウォン見られるからいいわってなもんでした。(そんなまとめ方は無いよ…)

 

  • フェアウェル

中国舞台です。原題「别告诉她」訳すと「彼女には知らせない」

 

おばあちゃんがステージ4の肺がんであることが分かり、あちこちに散らばった家族が彼女に会う為につく「良い嘘」から始まるお話。

主人公の女の子はアメリカ移住している中国系アメリカ人。

東洋と西洋での考え方が違うことから、あちこちで葛藤が生まれたり、なんとか誤魔化すために手を尽くしたりだとか、気づかれないようにあたふたするとか、何だか色々大変。

余命告知の話は、された方がいいのか黙っていた方が良いのか、正直正解は分かりません。

結局は、告知をされなかったおばあちゃん、3か月と言われていたのにその後長生きされているようで良かったです。

 

  • ぶあいそうな手紙

これも、老後どう過ごすか?というお話になるのかと。

母国に住む昔馴染みから受けた訃報、それを読んでもらい代筆をしてもらうことから深く関わるようになった若い女の子。色々困った子ではあるけれども、根は悪くない。色々トラブルに巻き込まれるけど(DV彼氏が居たりとかね)何とか解決できたのかな。

隣人が、妻を亡くした後に一人暮らしは向かないからと母国の娘の元に旅立ち、自分はどうするかとなった時に、若い頃の記憶を共有できる母国の友のもとに向かうのですが、世話をしたいと思う息子の気持ちや負担をかけたくないという親の気持ちやら、なかなか複雑ではあります。

何度か見返したい。